65, 自由度が高いオーナー店長のお店。
鳥取と島根のように、僕にすべてを任せてくれた場合は、
自分の思うようにお店をコントロールできるので楽でした。
もちろん、結果が伴わないとならないので、そのプレッシャーはありますが。
オーナーさんのお店に行く場合は、勝手が違います。
僕の会社の社長がラウンドをする場合は、
絶対にこうした方が、オーナーのためだ!
という確固たる自信がありますので、
自分が正しいと思ったら、遠慮なく言って説得してました。
それが必ず当たるし、
何よりも、オーナーさんのためを思った意見なので、
この人の言うことなら。
と、信頼して意見を交換し、納得できるまで話し合います。
僕も、そのくらいの気迫でオーナーと向かい合えれば良かったのかもしれませんが、
まだまだ経験不足だったのでそんな事はできません。
なので、あくまで相談役、提案役、お手伝い要員として頑張りました。
オーナーさんのやりたい事を実現する、お手伝い役です。
直営店の店長だった頃は、
会社の方針には従わなければならかったので、
自分で思い通りに店も作れない気持ちもあったはず。
お店をやりたくて、自分で独立してまで店舗を運営しているのですから、
店作りに対する思い入れ、
自分の自由にお店をやりたいという気持ち、
たくさんのものを持って経営しているのですものね。
その中で、特に個性を発揮したお店がありました。
僕の担当していた埼玉のお店で、
ここではオーナーさんの趣味が多く取り入れられています。
直営点では取り扱いが薄かったアクセサリーは、
ボディーピアスを取り入れるまでに広がりました。
アメリカンジョークグッズだった輸入雑貨は、
マニアックな商品であふれ、
今まで見た事もない商品があふれています。
想像を超えた方向転換ぶりでしたが、
これが楽しい!!
こんな商品あったんだ!!
と、感動してしまいます。
こういう自由度の高いお店作りができるのが、オーナー店長の強みですよね。
マニアックな商品は、お客様を呼んで盛り上がってました。
もちろん、自分の好みだけで商売をやっていたわけではなく、
駅ビルだった特性も生かしての品揃えだったのだと思います。
学校帰りの中高校生が多いので、
それに合わせてハードなアクセサリーを展開したのでしょう。
ボディーピアスは、当時の流行でもありました。
アクセサリーは原価も安いので、利益が取れます。
マニアックな商品は、それとは逆に仕入れが高かったりするのですが、
中には値段があってないような商品もあり、
自分で値段設定ができる強みもあります。
何より、話題性が高く、
他には売っていない商品もあるので、穴場的なお店になります。
当時ナイトメアの商品を扱っていたのは、この店だけ!
店長が好きだったのですが、僕もその魅力に引き込まれてしまいました。
今、この写真の商品があったらすごい事になりますよ!!
それくらいにプレミアものが集まっていたのです。
アメ雑を勉強できたのはこのお店のおかげ。
本当に面白いお店でした。
ただ、趣味のものは回転が鈍いのです。
売れる頻度が少ない。= 欲しい人が少ない。
という事です。
その分仕入れが多くなりがちですので、
利益がどんどん在庫に変わってしまいます。
当時はまだ売れていたから良かったんですよね。
こんな商品に囲まれて、色々と商品の勉強しながら、
楽しんでお手伝いさせていただきました。
僕の引き出しが多くなったのは、この頃の経験からなのです。
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