世界一の雑貨屋をめざして。

今までの道のりを振り返ったり、色々とあった出来事を綴りながら、雑貨との出会い、店作りへのこだわりなどを、自分なりに思考整理しつつ、 「最高の雑貨屋さんとはどんなものか」を探しながら記事にしています。

30, 電話をする前にセリフをメモ書きしてました

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お恥ずかしい(笑)
神経ズ太そうに見られるのですが、実はすごいあがり症なのです。

警備員のバイトで、電話での話し方はだいぶマシになっていたのですが、
さすがに、本社で、他社さんへ電話する時は緊張しまくりました。
だって、周りに人がたくさんいるんだもの。(←そこ!?)

店舗では、発注先はすべて本社。問い合わせも本社。
すべて本社か、他店への電話くらいなので、
他社さんへ連絡する事はほとんどありませんでした。

また、仕入れ先の営業さんが来店して商談するという事もありませんでしたので、
他の会社さんとの交流が全然無かったのです。

 

そんな中、印刷物の見積もり依頼をする事になりました。
他社へ何かを依頼するのは初めてです。

まずは見積書依頼書を作成します。
相手の会社名と、お名前を記入し、
えーと、
時候の挨拶、あいさつ…。
内容を記入して、見積もりをもらいたい枚数を書いて…。
下書きしていると、やたらと時間がかかります。

「FAXは鉛筆書きだと読めなくなるから!」と先輩にお叱りも受けます。
なんだか、やたらと仰々しい書類になってました。

 FAXを送信した後は、確認の電話。
警備員の時の電話応対とは、一味違った緊張感。
周りに誰かいると、失敗したら恥ずかしい気持ちで緊張感が増します。

何をどう話していいのかわからないので、
とりあえず話す事をメモに書き出していました。

最初の「お世話になっております。私…」という文から、
「ご担当の〇〇様はいらっしゃいますか」や、
「先ほどFAXをさせていただいたのですが、ご確認いただけましたでしょうか」など
一通りの文を書いていました。

まるで台本みたい。

でも、いざ電話をすると、焦ってメモを読めなくなっちゃうんです。
あー、情けない。

焦って、格好悪い所を見せたくなかったんですね。
バイト1年8ヶ月。社員で店舗2年。合計3年8ヶ月もやっていたのに。

落ち着いた風にしなきゃと、当時は冷静なフリを装っていました。
あの事件(「27,新人いびり?いじめ?」を参照)があったから余計なのかも。
みんな仲間なのに、線を引いてしまっていました。

この件とは別に、かなり月日が経ったある日、
会議で店長集まった際、気さくな店長から、
「藤田君、若かいんだからさぁ、もう少し楽しもうよ」と言われた事があります。
きっと、気を張ってしまっていたんでしょうね。

どうにも、本社では同世代とは打ち解けにくく、飲み会なども参加していません。
呼ばれもしていなかったのですけど。
そのくらい、扱いにくい人間だったのでしょうね。

今では、どこにでも、すぐに電話して、
見積もりもさっさとFAXかメールで送ってしまいますが、
当時は肩こりしそうなくらいに、カチカチの対応しかできませんでした。

まさか、自分が電話でメモをするなんて。
今では笑ってしまうような話です。

 

よく考えれば、中学3年から外で働いて社会に出ているのに。

やっぱりダメな社員だったな。

こうやって、人は成長するんですね。(自分で言うな(笑))

 

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