マニュアル実務編 【 メンテナンス<基本>】
GRIDWORKS マニュアル 実務編
僕の会社では、メンテナンスとディスプレイに力を入れています。
特にディスプレイ(陳列)は、こんな風に教えています。
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■ディスプレイの考え方 ■
アパレルのお店は商品の説明をするのに接客が必要でしょ?
接客しなければわからない。たたんである、ハンガーにかけてあるだけだとわかりにくい商品が多いよね?
だからトルソーを店頭に配置して、ウチの店では今、こういうコーデをおすすめしています!としている。それがアイキャッチになって入店していただき、並べてある商品を説明するために接客がある。
これがアパレルの接客スタイル。
ウチの場合は、接客をあまりしていないでしょ。
だって、進んでガツガツ接客してく雑貨屋って、入りにくくない?
それに、お客様は雑貨屋にそれを期待していないし、自由にさせて!って思う人の方が多いでしょ。雑貨はセルフ販売方式が基本だからね。
その代わりに、ディスプレイやPOPに力を入れる。
ディスプレイは、アパレルの接客と同じなんだ。
商品にあわせて、陳列を工夫してあげる。
それだけじゃなく、ウチの場合はキャラクターやテイストごとに商品を並べている。
これは、それぞれの世界観をお客様に伝えるための方法なんだ。
だから、お客様に魅力的な商品を見せる。
ちょっとした工夫で使い方の提案をしてあげる。
これが、雑貨屋さんの接客で、ウチのスタイルなんだ。
POPやディスプレイで足りない、説明しきれない事は、商品を見ているお客様に、ちょっとだけ説明をしてあげるようにしよう。
お客様から聞かれた事にバッチリ答えられるように、商品知識をたくさん学んで、お客様の役の立てるようにしよう。
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というようにしています。
そのために、最初は「あるべき状態を維持する」簡単なメンテナンスをお願いします。
それが以下のマニュアルの内容です。
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GRIDWORKSマニュアル 実務編「みんなにやって欲しいこと」より
①-1 メンテナンス < 基本 >
メンテナンスは雑貨屋にとって一番の見せ所。商品一つ一つのコンディションを確認し、周りの商品との響き合いを見て、その商品が生かされているか、周りの商品はどうか、全体の雰囲気は作れているかなどをチェック。商品に触れながら、ディスプレイ、陳列状態に手を加え、商品を生き生きとさせる雑貨屋の花形業務です。
雑貨屋のディスプレイは接客と同じ。お客様へメッセージを訴えかけ、商品の良さを伝えられるように、プロのコーディネイトを身につけて下さい。
○ 基本 : あるべき状態を維持する
売場整理の基本は、「あるべき状態の維持」です。あるべき状態とは、お客様をお迎えできている状態のことを指します。
- 床、棚にほこりや汚れが無い。
- 商品に汚れ、傷が無い
- お客様の方を向いて陳列されている。
- ラベラー、POPが適切についている
など、細かなポイントは、以下の項目で詳しく説明しますが、基本は掃除で覚えてもらいます。掃除が全ての基本になっています。
○ 売れて空いた場所をフォローする
商品が売れれば、あった場所は空きます。その場所をそのままにしないで、ストックをチェックして、在庫があれば出す。無ければ別の商品で埋めるようにしましょう。
埋める場合は、ただ商品を入れるのではなく、周りの商品との関連性を考えてフォローして下さい。少しでも「これでいいのかな?」と思ったり、自信があまりなかったりした場合は、店長に報告をして下さい。フォローは自分のスキルを磨くチャンスです。「ま、いっか」とならないようにチャンスを利用して下さい。
○ 在庫は積み過ぎない。適度に。 ( ボリューム維持 )
10個入荷して10個出すと、場所によってはあふれてしまったり、他の商品とボリュームのバランスが崩れたりします。各コーナーのディスプレイ、ボリュームをきちんと考えて、美しい状態が維持できるようにコントロールして下さい。
○ 周りの商品との“ひびき合い”を考えて
商品を移動する場合は、
- 周りの商品とのひびき合い( 相性 )
- 棚の中での配置
- 上下の関連性
- その商品を買うお客様の目線
- キャラクター
- シリーズ
- カテゴリー ( 機能 )
- 商品のテイスト
- カラーリング
- 商品に適した陳列配置、高さ ( 割れ物は上など )
これらの事を考えながら、適した配置に商品を移動させます。
さらに、以下の事も注意してください。
- 見やすく、とりやすく、戻しやすいか
- 棚や、商品の後ろに無駄な空間はないか ( 詳しくは ①-2 ディスプレイで )
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基本のメンテナンスは、出勤してきた時、休憩から戻った後に、それぞれ30分~45分の時間をかけて行ってもらっています。
こうすると、シフトにもよりますが、1時間ごとにお店はメンテナンスされている状態になります。
もちろん、それ以外にも、普段からメンテナンスを心がけています。
常にメンテナンスする事で、メンテナンスの時間短縮にもつながります。
お店は綺麗だと気持ちよく買い物を楽しめる。
基本中の基本です。
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