世界一の雑貨屋をめざして。

今までの道のりを振り返ったり、色々とあった出来事を綴りながら、雑貨との出会い、店作りへのこだわりなどを、自分なりに思考整理しつつ、 「最高の雑貨屋さんとはどんなものか」を探しながら記事にしています。

73, 巡回店舗が増えて

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昔はファッションバッグに力が入っていた頃もありました。
キャラクター雑貨は、バラエティ雑貨の中から生まれた新しいカテゴリーだったのです。
(写真は新潟でも別のオーナーさんのお店)

 

とうとう直営店ができて、バイヤーが店長として立つ事になりました。
そのバイヤーが担当していた加盟店さんを、今度は僕が受け持つ事に。
超ベテランから僕に切り替わったので、
お店の方々もさぞ不満&不安だったでしょうね。。。

 

新潟のオーナーさんは、
前の会社からのFC店舗で、加盟店の中で一番古い方です。
その当時で店舗を始めてから26年(だったと思います)
先代のオーナーさんから引き継いだ息子さんが店舗を運営していて、
新潟で2店舗を管理されています。

そんな大ベテランのお店に、こんな若造が巡回に行くなんて…。
なんだか申し訳がなくて。
最初の頃はとても緊張していました。

それなのに、みなさんとても良い方で、
こんな若造に気を遣っていただきながら、
話に耳を傾けてくださったのが有り難いです。

できる限りお店の事を考えて、

こんな風にしたらいかがですか?
こういう風にすればいいかもしれませんよ。

などと、色々提案をさせていただきました。


それでも、残念な事に、1社目の1店舗はもう閉店が決まっていたので、
3ヶ月くらいでお店ともお別れです。

市内にあったもう1店舗も、2001年の8月。
27年の長い歴史に幕を下ろしました。

商環境の変化が大きな原因です。


このお店では、バッグは3月と9月に売れるという事を学びました。
実際に、3月は、平月の2~3倍に突然売上が伸びていました。
9月も2倍くらいの伸びです。
季節商品にバッグは、衣替えのシーズンになってくると突然に動き出す。
ファッションと、とても連動している商品なのです。

このお店は、最前線におばあちゃんが立っていました。
オーナー店長のお母さんで、もうご高齢です。
その方が、若い人がファッションバッグを見ていると、
何気なく接客をして売っている。

商売というのは、お客様目線に立てれば、年齢も何も関係ないものだと、
とても勉強になりました。

そして、なにより明るく、お客様に笑顔で親切。
商売人はこうあるものだという姿勢を見せて頂きました。


直営店ばかりで、新事業で関わったオーナーさんたちとも、
オープンの準備ぐらいのお付き合い。
個人でお店を運営されているオーナーさんと、
こんなに時間をかけてお話したのは初めての経験です。

昔ながらの商売というものを肌で感じる事ができ、貴重な経験ができました。

 
とても真面目なオーナーさんで、
小売業を辞めた後は、別の仕事を始めたと聞きました。
いつまでも、お元気で活躍される事を心から祈っています。

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