世界一の雑貨屋をめざして。

今までの道のりを振り返ったり、色々とあった出来事を綴りながら、雑貨との出会い、店作りへのこだわりなどを、自分なりに思考整理しつつ、 「最高の雑貨屋さんとはどんなものか」を探しながら記事にしています。

47, 倒産の後

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こんな4人(誰がどれだかは、ご想像にお任せします…)

 

1998年3月9日。
僕が雑貨屋としてのスタートを切った会社は倒産してしまいました。
倒産時の負債総額は19億円だったと、ネットで検索したら出てきます。

19億円って…すごい額だ。

 
その当時会社には、
フランチャイズ(FC)契約しているお店が18店舗。
新規事業で出店を進めた店を含めると、
全部で23店舗ありました。

これらのお店にとって、
ほぼ唯一の仕入先がこの会社。
そうでなくても、
店の大半を仕入れている先だった会社が倒産してしまったのです。

仕入先が無くなっては、
商品の補充ができない、新製品が入荷しないので、
店の営業に支障が出てしまいます。

 

それは困った。という事で、
FC店舗のオーナーさんが集まり、
なんとか、営業ができるようにしてほしいと、
長年FC部を預かっていた部長のところへ相談に来ていたそうです。

その後、部長の家に呼ばれ、事の次第を聞き、
当時の新事業でバイヤーを務めていた1人と、
商品部で管理を務めていた1人、
そして僕がなぜか選ばれて、
4人で新会社を設立する事になったのです。


この、商品部で管理をしていた方は、
あまり接点がなかったのですが、実はすごい方でした。


創業当時、物流がなかった時代に、
部長もその方に学びながら、いっしょに物流の仕組みを作り上げたそうで、
業界にも精通している方でした。

倒産前は商品の管理をしていましたが、
バイヤーの経験もあったそうです。
静かで物腰の柔らかい方でだったのですが、
すごい方だったのです。


新会社の目的は、
オーナーさんたちが、商品の仕入れに困らないようにする事。

仕入先を開拓して、各店と口座を開設し、
発注~納品、支払いまで、滞りなく行えるようにする。
という内容です。

最初に話を聞いたときは、
まあ、どこまで続けるかわからない。
続いて3年かも。
という事でした。


僕は、何もアテがないし、部長には恩があります。
オーナーさんたちとは、あまり面識がないのですが、
役に立つなら。と、引き受ける事にしました。

考えてみればありがたい話です。
次の就職先が決まる保証なんてないですものね。


時代はバブルがはじけて8年。
世の中は就職氷河期なんて呼ばれていました。

就職したくても受け口がない。
企業も新卒の募集すら控えている。
のちに、空洞化の原因となった時代です。(1993年~2005年)


当時の僕は、やっとまともに仕事ができる。。。
(できてたのかな?)
というくらいで、本当におバカさんだったので、
拾ってもらえただけでも、ありがたい事です。

その自覚は・・・

あった・・・ハズ!(笑)

がんばろう!!(笑)

 

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