世界一の雑貨屋をめざして。

今までの道のりを振り返ったり、色々とあった出来事を綴りながら、雑貨との出会い、店作りへのこだわりなどを、自分なりに思考整理しつつ、 「最高の雑貨屋さんとはどんなものか」を探しながら記事にしています。

33, 有名コンサルタントのいる会議へ出席

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デーンデーンデーン デンデデーン デンデデーン♪

 

会社に某有名コンサルタントが入る事になりました。

このコンサルタントが入ってから、
全国をいくつかのエリアで分けられました。
そのエリアの中の店長が1人、地区長(エリアマネージャー)になって、
エリア内の店舗をまとめるようになったのです。

今までも、店長会議や、アシスタント会議(店長のサブが集まる会議)は
定期的に行われていて、全国から集まっていたのですが、
この時から、よりフットワーク良く集まり、意見交換ができるようにと、
営業会議がエリアマネージャーを中心に行われるようになりました。


このコンサルタントが入るまでは、
店舗の数値管理はやや大まかで、数字は意識していたものの、
細かく分析はしていなかったと思います。

バブルな頃はそれでも全然平気でした。

だって、前年を割る事がない。
毎日前年比超えが当たり前なのです。

時々前年を下回ると、今日は何があったんだ!?と不思議になるくらいです。

さすがにバブルがはじけた今は、そういう訳にはいきません。
前年を割るのが当たり前になってしまう日々。
売上は下降線をたどり、
もう下げ止まるだろうと思っていたのにまだまだ下がる。

そんな時だから、コンサルタントが入ってきて、
テコ入れが始まったのでしょうね。
 

コンサルタントが入っての会議は、
理路整然とした数字の話と、具体的な手立て、予測、結果の報告などが中心で、地区長が各店の数字を発表しています。

1回だけ見学させていただいた事がありますが、
それはそれは緊張感があふれる会議でした。

手立てを発表すると、
そこに厳しい突っ込みが容赦なく襲いかかってきます。
この雰囲気から、会社の厳しさが伝わってきました。

バブル期の前後って、ジェットコースターみたいな感じです。
だんだんと上っていくワクワク感が、
突然真っ逆さまに落ちてしまう。
恐ろしい。


この会議でバンバン突っ込んでくるオッサンがいました。
管理部で、銀行からも出向してきた方ですが、このオッサンがまたえぐい。
いじめのように、鋭い突っ込みをマネージャー達へ浴びせかけます。
言っている事は正論なのですが、とにかく厳しい。
この人に突っ込まれたら嫌だな・・・と思っていました。

ある日、サロン(本社の休憩室)でお茶を飲んでいると、
このオッサンが突然話しかけてきてくれた事があります。

僕は、もうビックビク。

ところが話してみると、とても優しい、いいおじさんなんです。
会議での、突っ込みは、甘えに対しての厳しさで、
現実を知る人の意見だったんだと知りました。

そのおじさんに、
営業企画が売上を上げないとダメだ。という事を言われました。
当時の僕は、「???」だったのですが、
色々とやれる事があったし、数字を店舗以外でも作る事ができる部署でした。
今でも悔いが残ります。


今は自分で店を経営していて、
売上も会社も自分次第。
あの頃の営業会議も、営業企画の仕事も、すべて自分次第。
気が抜けてしまえば売上も真っ逆さま。
状況は、会社にいた頃よりも厳しい。
毎日、気を引き締めて店に立たなきゃならない!

・・・でも、
「疲れた~」とか、
「しんどい」とか、
弱音ばかりの毎日。

・・・うーん。いかん。

あのおっさんを思い出して、日々精進しなきゃ。

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