21, POPを頑張って書いていたバイト時代
最近書いた、ディズニーのPOP。
最近、仕事に関係ない話ばかりなので、今回はお仕事のお話。
千葉でアルバイトをしていた時に、うんちのPOPを書いて
そんなものでも認めてもらえた事で、POPを書き続けられるようになった、
その後の話です。
最初に赤っ恥をかいたPOPでしたが、
枚数を重ねるごとに、だいぶマシになってきました。
当時のPOPは、専用の用紙があって、
それに赤、黒、緑の3色のペンを使って書いていた簡単なものです。
特にイラストが必要という訳ではなく、
文字だけで表現するシンプルなプライスカードでした。
それがたまたま良かったのかもしれません。
中学の時に得意だった校内新聞は、紙面の記事はみんなに頑張ってもらって(文才がなかったもので)、構成、レイアウトと、全体のデザインを考えてました。
高校の時に、成績はとことん急降。
でも、ノートだけはとにかくきれい。
いるいる、こういうノートだけはキレイなヤツ。
と、言われるヤツです。
気にくわない文字はわざわざ書き直して清書するほど。
まっすぐ書くのに定規をあてがって文字を書く。
うーん。。。思い返すと変人だ(笑)
文字と、紙面、全体のバランスをとって美しくするのが好きだったのです。
そんな経験があったおかげか、
決まった紙面、文字だけのレイアウトはかなり得意になり、
それをPOPで生かすことができた…のだと思います。
ある日、手袋のPOPを依頼されました。
その手袋は、自転車でハンドルを持った時に、握った拳の上から動物が顔を出しているように見えるという、かわいい手袋です。
かわいいけど、売れない。
商品として、ちょっとわかりにくかった。
頼まれたのは、「握っている様子をイラストで描いて」というものでした。
イラストは得意ではなかったのですが、その時は、うまく書けたんですよね。
文字のレイアウトはお手の物でしたので、POPとして見栄えはそこそこになりました。
そのPOPをつけたところ、あんなに売れなかった手袋が完売。
おー!売れた売れた!
そのくらいにしか思っていなかったのですが、
たまたま商品部の部長がヘルプに来ていたので、それを見てもらえ、評価していただいた上に、ちょっと本部で話題に出してもらえたみたいで、少~しだけ名前を覚えてもらえました。
ちょっと嬉しい。
でも、頼まれたものだし、僕の発案じゃないしなぁ。
うーん。ま、いっか。
その後、とにかくPOPを書きまくる事になりました。
店長がそうしてくれたのでしょうね。
元々、言われた仕事はなんでもやるので、苦にもなりません。
が、気になることが1つ。
当時は、「POPを書く=遊んでいる」と、見えてしまう雰囲気があったのです。
もちろん、掃除もしたし、納品処理も、レジもしていたのですが、
なぜかPOPを書いていると、仕事してないように見えてしまう。
そのことが気になってしまって、とにかく早く、たくさん、そこそこ質の良いものを書くことに専念していました。
時には変なコピーを書いて、みんなを笑わせたりしていて。
スタッフもお客様も楽しくさせるように、
変なPOPの方が多かったかも…。
通常、POPなどの書き物は、テーブル、主にレジ台の上で書くものです。
ついつい集中してしまって、お客様が前にいるのに気がつかない。
その姿が遊んでいるように見える。
という風に、思い込んでいた。
なので、クリップボードにPOPの用紙を置き、お店を回りながらPOPを書くという技を身につけました。
そしたら、これが便利!
商品をちょいちょい見に行かなくても、その場で書けるのでスピードも上がる。
キャッチコピーのアイデアもひらめく。
店内を回っているので、お客様にも気を配れる。
動いているので遊んでいる風には見えにくい。
独立した今も、それをスタッフに教えるようにしてはいるのですが、
口やかましく言ったスタッフはそれを受け継いでくれていますけど、
なかなか身につかないものですね。
レジが好きなスタッフはよくないので、なんとか直さないとな。
この、POPという仕事。僕のいた会社では、POP検定というのがあって、認められた人しか書いちゃだめ!というルールがあったそうです。
当時でも、POPコーン(POP + コンピュータ)というシステムがあって、オフコン全盛期のその時代に、わざわざ商品のPOPを印刷して、納品といっしょに配布するという仕組みがあったくらい。
ものの良さを伝える手段として、1つづつ丁寧なPOPを作る。
今では当たり前のようにやっている事も、この時代にできていたのですから、改めてすごい会社だったと思います。
そう言えば、最近POPを書いてないな。。。
バイトに任せっぱなし。。。
だから売上上がらないのか?
うーん。。。
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