110, 内装の次は什器・備品を選ぶ
これはZACCANIAの写真です。什器も進化してて昔とは大違い!
内装の次は什器。
什器は格安のものを、上手に組み合わせて使っています。
もちろん、それ以外にも、色々とインターネットで探してみますけど、
どうにも雑貨屋にしっくりくるイメージ通りのもが見つからないんですよね。
本当なら、自分で思い通りの什器を作って商品を並べたい。とは思うのですが、
一から作ると、1台30~50万以上はかかります。
それに比べると、システム什器は10万以下。
資金的に余裕もないので、格安な什器を使うしかないのですね。
まず壁面什器。
本当なら、壁面はシンボルになるような什器を造作したいところですが、
そこは身の丈に合わせてしばらく我慢。。。
壁面は、壁を付加するようならスリットを走らせるか、
システム什器をそのまま設置するかになります。
できたらスリットの方が、
見た目もよく、後ろに物がこぼれる心配もありません。
最初の店舗は、壁面の2面がガラス張りで、
システム什器は裏側の見栄えが悪いため、
スリットが入った鉄の柱を立ててみました。
最初は、棚の両側中央を、
2本の柱で支える、両面から見えるタイプにしようと思ったのですが、
商品は結構重いものが多く、2点の支えだけでは不安。
天秤のように、片側に傾くかもしれないので、
柱に棚受けを付ける一般的なタイプのものにしました。
棚はすべて既製品。
合板かべニヤを補強して木目調の紙を貼ったものです。
セロテープをつけると木目が剥がれる(笑)
それが嫌だったので、内装業者に棚も作れないか聞いてみたのですが、
とてもじゃないけど、この値段は出せないと言われました。
作ると3倍近くかかるとか。
既製品。恐るべし。。。
次に島什器。
ここも、本当なら商品の雰囲気にあった什器を造作したいのですが、まだ我慢。
システム什器の軽量、コンパクトなものを使います。
当時の僕は、どんな什器を使っても、
「商品で埋め尽くせば、それで雰囲気が作れる」
と考えていました。
(今は、少し考えが変わっています)
実際、1号店は、
壁面3m50cmの高い天井にも届くくらいに商品を並べていました。
商品の陳列も、基本的に裏の什器を見せないようにしています。
棚の縁は見えますが、什器はモリモリの商品で隠すように。
今は在庫を減らして陳列してますけど、当時はすごかった・・・
レイアウトに合わせて、市販の什器を1つ1つ選びます。
什器の本体、棚、キャスター、連結用の金具など、1つ1つをリストアップします。
これも、商品を選ぶように、エクセルに入力。
分厚いカタログの、隅から隅まで目を通して、
什器、備品、消耗品など、必要かな?と思うものを選んで行きます。
その中で、新しい什器、使えるかな?という什器を見つけては、
この什器を、ここでこう使ったら。。。うん。いいかも。
という感じで、またレイアウトを練り直して行きます。
商品と什器の両方を考えながら、
時にはレイアウトを変えてながら、少しづつ完成に近づけていくのです。
楽しいですよー。
内装業者さんの図面にはご迷惑をおかけしてますけど(笑)
内装は、
あくまで床、壁、天井、電気工事、簡単な造作のみで
什器を作る事はありませんが、
提出用の図面には、
避難導線など法的なものを盛り込まなくてはならないので、
だいたいの什器を落とし込んでいます。
その什器は内装業者さんにカタログごと渡して、
どの什器をどこで使うかを打ち合わせしながら図面に入れてもらってます。
だから、これで行く!という、ある程度のレイアウトを作ったら、
なるべく動かさない方がいい。
図面を作り直してもらうのも大変ですし、
提出図面と実際が異なっていたら、消防などで大変な目に遭いますからね。
(と、頭ではわかっていても・・・)
最後に決めるまでは、いじくり倒して納得いくレイアウトにして、
それから内装業者さんへお伝えし、あとは微調整です。
実際に、店舗で什器を配置してみると、やっぱりおかしい。という部分も出てきます。
そういうのは、組み立ててからの現地調整。
やっぱり、売場のカンというのが一番正しいのです。
こんな風にして、内装と什器を決定します。
いつか、すべてオリジナル什器の店舗を作る事を妄想しながら(笑)
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いつもぽっとありがとうございます!
「雑貨屋」のランキングを、キャラクター雑貨に変更したのですが、
何か違うな・・・ステーショナリーの店もあるし・・・と、思って元に戻したら、
ランキングも最初からになってしまいました・・・ごめんなさい。。。
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