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世界一の雑貨屋をめざして。

今までの道のりを振り返ったり、色々とあった出来事を綴りながら、雑貨との出会い、店作りへのこだわりなどを、自分なりに思考整理しつつ、 「最高の雑貨屋さんとはどんなものか」を探しながら記事にしています。

86, ディスプレイについて

陳列・ディスプレイ

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雑貨のディスプレイについて検索し、
このブログにヒットする方が多いようですので、
少し掘り下げて書いてみます。

 

学生の頃、デザインの基礎としてデッサンを学んでいる時です。

毎日集中してデッサンをしていると、
だんだんと、見ている風景や物が
デッサン画のように見えるように感じてきました。

まるで白黒写真のようになって、
モノトーンの世界が、鉛筆の線で描かれるように見える。。。
というよりは、想像できるという方が正しいですね。

この感覚は、他の同級生も言っていたので、
きっとデッサンを学んでいると、そうなるのかも。


じゃあ、デッサンが上手になったかというと、それとこれとは別。

想像している通りに描くのは難しいですね。

実際に見ているものをキャンバスに描くと、
自分が描いている線1つ1つが見えてきてしまいます。
想像している、思い描いているイメージと、
ずれてきてしまうのです。

きっと、デッサンが上手な人は、
イメージを、感情と表現を込めて伝えられるように描けるのかも。


伝えられるかどうかは別にして、
描く事に没頭していると、
だんだんとそこに在る(存在する)ように描き込んでいくようになります。

ここまで来ると楽しいですよ~。

実際に、物を描くのではなく、
存在感を表現するようになってききて、
あたかも、本当にそこに、それが存在しているような
そんな雰囲気が出てきます。


そこを超えると、伝えられる絵が描けるようになるんだろうな。と、
頭では理解しながらも、
そこまでたどり着けなかったので、
実際はどうなのかわからず仕舞いでした。


同級生で、美術大学を目指している人のデッサンを見た時に、
それが表現されていたのを見て驚いたのを覚えています。

その先は、どんなのなんだろう?想像もできない。。。

デッサンは奥が深い。。。

 

前置きが長くなりましたが、
奥が深いのはディスプレイも同じです。

デッサンと同じで、最初はとにかく並べるてみる。
他の、陳列が上手だと思う人が陳列した後を見てみる。
それをマネしてやってみる。

手を動かさない事には、上達はあり得ません。
机上の空論ばかりでは身につきにくい。

よく、「どうやってディスプレイするんですか?」と聞かれます。

 

・棚1枚を演出するように、扇形に並べる。
・目の前の物は見やすいから細かくてもOK。
・左右は視界の端なので、大きめな商品を置くようにするといいよ。
・手前から後ろに向けてひな壇のように高くして。
・商品全部の顔が見えるように。
・後ろの壁は、なるべく見せないように工夫して。
・1つの棚を並べたら、上下左右とのボリュームバランスを見て。
・1つの什器ができたら、他の什器とのバランスを見て。

 

などなど。
その時々に応じた説明をするのですが、
きちんとできた試しがありません。
そんなものです。

とにかく、手を動かさない事には、
教えても吸収できないし、自分から考える事もできない。

やってダメなら、戻せばいい。

そう、昔から言っています。
トライする、動く、考える事が大切なのです。


とはいえ、いきなりの初心者にそれを押しつけるのは厳しいので、
ウチの会社では、ディスプレイを掃除で学ばせています。

1つの棚の商品をすべて下げて、
棚を拭いてから、
商品をメンテナンスしつつ、
商品の値段、使い方、特徴、仕様などを観察しながら元に戻す。

その時、段差を作っていたり、
商品をずらしていたり、
立てかけていたりするテクニックを、
同じように作り直して、
元あったのと同じように戻してもらいます。


これがスムーズにできるようになると、
納品処理が格段に早く、上手に、
店長が思っていた通りにできるようになってきます。

ここまで成長してもらえると、安心して納品が任せられます。


次に、想像したものと同じように描くための練習。

ディスプレイで想像したものとは、
ここにこう並べたい」という状態の事。

その発想に至るまでには、
商品との響き合いがわかるようになる事が大切です。

商品の響き合いとは、

 

・隣の商品との関連性。つながり。連鎖。
・カラーリング、素材感の統一性。
・並べる商品の特性を見極めて、どこに並べると生きてくるかを理解する。
・周りの商品を生かせるように、並べる方法を考える。
・並べる場所、高さ、角度。

 

などの、商品を生かすための工夫を考える事が、
商品の響き合いを考える事です。

これができるようになると、
新製品などの複雑な展開を必要とする商品も、
自分で考えながら並べる事ができるようになります。


その次は全体の響き合いです。

1つのコーナーだけではなく、お店全体の調和を考えた上で、
どの商品をどこに並べるか。

新しく商品を並べるに当たって、
最適な場所を考え、
そこの場所を空けるために、
商品の配置換えができるようになります。

配置換えは、それぞれ移動先の商品との響き合いも考えてできる。


最後に、

季節感や、売れている商品、話題性を考えて、
お客様がお買い物を楽しんでいただけるようにする工夫ができる。
どこに出すとお客様の目を引くか。
結果、売上につながるか。

これができてくると、お店作りが楽しくなってきます。
その次は、必要な商品が見えてくるようになってきます。

そうすると、不要な商品を無駄に仕入れる事がなくなり、
自分の店に最適な商品をチョイスできるようになって、

それが売上を作り、
好回転が続くようになるでしょう。


その次は、
不要な商品が見えきて。。。

書くとキリがない(笑)

 
だんだんと慣れてくると、最後の形が見えてくるようになります。
この頃には、自分でお店が1つ作れるようになってる・・・かな。

デッサンと同じで、
描いて、描いて、描きまくる。
並べて、並べて、並べまくる!

すると、次、次と必要なものが見えてきますよ。


あれこれと書きましたが、僕もまだまだ修行中の身。
ある日、

やっぱり間違ってました!

なんて言って、ブログを更新するかも(笑)

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