74, キャラクター雑貨はどこから？

キャラクター雑貨をイメージ写真で撮るとぬいぐるみだらけに。
ぬいぐるみって、雑貨？おもちゃ？？

前回、バラエティ雑貨からキャラクター雑貨が…という事を書きましたが、
それだけでもなさそうなので、少しまとめてみます。

僕のいた雑貨屋は、
元々はおもちゃ屋さんが倒産、その後に作られた輸入雑貨のお店。
僕がアルバイトを始めた当時は「雑貨屋」という言葉もなかったので、
「何でも屋」なんて呼んでいました。

　　　そう言えば、その会社に就職してから倒産するまで、
　　　自分の会社を「雑貨屋」なんて呼んだ事もなかったなぁ。。。
　　　世間では何て呼んでいたんだろう？？

話は戻って、その雑貨屋さんでは、
「楽しさコレクション」というコンセプトで、
国内外の「楽しいモノ」「かわいいモノ」を集めたお店です。
アメリカンジョーク商品や、喫煙具、革小物、インテリア小物など
どこに行けば売っているの？？的な、楽しいグッズ、
ちょっと気の利いた雑貨を展開していました。

キャラクターらしい雑貨は、
ジョーク商品や、パーティグッズの中に、少しキャラクターの色があったものの
今のようなライセンス商品はぬいぐるみくらい。
それ以外のキャラクター商品はほとんどありません。

１９９３年くらいの事です。
少しずつ、おもちゃでもない、子供向けでもない商品が増えてきて、
そんな中に、「都こんぶ」「森永キャラメル」などの、
お菓子をモチーフにしたタオルが入荷してきました。
これが売れる売れる（笑）

次に出てきたのは、「チキチキマシン猛レース」でおなじみの「ケンケン」
名古屋のお店で、これを集めてみたら、
お客様の反応がとても良かった。
僕がキャラクター雑貨をきちんと扱ったのは、これが最初です。

当時、同じ館の中にあった心の宿敵「キディランド」
この店も、時を同じくしてケンケンのコーナーを展開しています。

でも、生活雑貨を中心にバラエティ展開していたウチの店と、
おもちゃを中心に展開していたキディでは、商品の展開が違いました。

生活雑貨というよりは、玩具に近いのがキャラクター雑貨。
そりゃ向こう（心の宿敵）に有利な商品ですものね。
後手に回って悔しい思いをしていたのを思い出します。

もちろん、これ以前にもキャラクター雑貨はありました。
ディズニーのぬいぐるみも、「うめ吉」という犬のぬいぐるみ、
わちふぃーるども３０年前からありましたし、
ハローキティは１９７４年に生まれ、ギフトゲートはその前からありました。

ただ、あまりメジャーでないキャラクターを”集めて売る”。
この方法で展開したのはこの頃からだったように思えます。

これ以降、自然発生的に、
だんだんとキャラクター雑貨が世の中に出回るようになった。
そんな風に感じました。

これが、キャラクター雑貨のルーツだと思うのですが、
後に色々な人の話を聞いてみると、
輸入キャラクターが元祖だという話もあります。

元々はアメリカなどの並行輸入でキャラクター雑貨が入ってきて、
そこからだんだんと広まったという話。
これは、キャラクターのぬいぐるみなどが発売される前の事だそうです。

戦前？戦後？いつの話だろう？？
「のらくろ」とか、「フィリックス」の時代？
もっと前のような気もします。

もう１つは、海外向けにキャラクター雑貨を製造、輸出していた会社が、
国内にも商品を販売しよう。と始めたのがキャラクターの始まりだとか。

今は中国や、タイ、ベトナムなどで、
白人向けの商品を製造していて、
そのおこぼれがマーケットに流出していたりしますが、
その頃の日本も、そんな感じだったのかも。

うーん。。。奥が深い。。。。

キャラクターをおもちゃとして扱うのではなく、
雑貨として扱うようになったというのが、
画期的な事ですよね。

以上が、僕の知っているキャラター雑貨の歴史でした。
個人的にはケンケンルーツだと思っているのですが、、、
どうでしょう？？

あれから２３年。
まさか、自分がキャラクター専門店を開くなんて、
夢にも思ってなかったな～。

その頃の自分が知ったら。。。

驚愕だ（笑）

「世界を股にかけるデザイナーになる！」って言ってたから（笑）

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