世界一の雑貨屋をめざして。

今までの道のりを振り返ったり、色々とあった出来事を綴りながら、雑貨との出会い、店作りへのこだわりなどを、自分なりに思考整理しつつ、 「最高の雑貨屋さんとはどんなものか」を探しながら記事にしています。

68, 初売りヘルプ

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写真は、春日部オープン後初の福袋の1角。
この時は、キャラクター以外にも雑貨の福袋を販売していました。

 

クリスマスの次は、正月の初売り。
そろそろ夏にさしかかるこの時期に、季節外れな話題ばかり(笑)


クリスマスが終わると、
ツリーや装飾、商品、包装備品などの整理を
25日の夕方くらいから始めます。

クリスマスカードの返品や、包装紙を倉庫に入れるなど、
お客様から見えない裏方作業は、翌日の26日に行ってもいいのですが、
少なくともツリーや、クリスマスの装飾は撤去しなければならない。

クリスマスが終わったのに、飾りが残っていると、
「だらしのない店」「ゆるい店」「モラルの低い店」と思われてしまう。
お客様相手の商売ですので、これは避けなければならない!
(昔は夜通し撤去作業やら片付けをしてました。)

その作業が終わると、
今度は正月を迎える準備に入ります。
日本は、宗教ちゃんぽんなのでこの時期は必死!
福袋を作ったり、正月のイベント準備をしたり。
なんだかんだお店は忙しいのです。


クリスマスの次は、初売りのヘルプ。
独り身だし、特になにもイベントもないので、
ご要望とあらば、進んでヘルプに行ってました。
やっぱり売れる日は楽しいですしね。


当時は、そこまでお客様も神経質じゃなかった(?)時代だったので、
デベロッパーさんから御神酒を振る舞われる事もありました。
さすがに酔っ払うまでという事はなく、
小さなコップ1杯の御神酒で、正月商戦に気合いを入れる!
程度のものです。

今だとショッピングセンターは365日営業が当たり前。
大晦日、正月は営業時間の短縮もありますが、
だんだんとそれも無くなってきて、
年末年始も通常営業になりつつあります。

でも、一昔前は、2ヶ月に1回は休館日があって、大晦日は短縮営業。
初売りは2日で遅めのスタート、短縮営業。
これが普通でした。

だから、正月に働いているなんて、大変だね!頑張って!!と、
お客様から励ましのお言葉もいただける事もありました。

だから、赤ら顔でも多少許される風潮だったのかもしれません。
今では、祝い酒すらないですものね。

ちぇーっ。


ヘルプに行った店舗は埼玉のお店。
店内だけではなく、館の外で、催事店舗として出していました。

さすがに寒い!!

電気ストーブを置いていただいたのですが、それでも寒い!!

すると、店長が赤ら顔で「残したら罰が当たるから」と、
振る舞い酒を持ってきてくれました。

そりゃその通り!と、
調子に乗って結構飲んだ飲んだ(笑)


体がぽかぽかしてきて、トークも調子が上がってきてます。
店長も半分酔っ払ってましたが、お客様も楽しそう。

正月って、いいな。


もちろん、元旦だけの出来事でしたけど、
正月に、こんな風に働く事ができたら悪くないかも。と、
楽しんで販売できました。

今じゃ、絶対に無理な話です。


大先輩の昔話では、もっともっとすごい事が。

昭和の高度成長時代の話です。
お店の中で従業員がタバコを吸っていたのが普通だった頃。
正月に、お店の中で、電気ストーブを寝かせ、餅を焼いていたそうです(笑)

そこに社長が登場!

怒られるかと思いきや、「俺にも1つくれよ」の一言。
近所の軽食屋でしょうゆを借りてきて、おいしく頂いたそうですが、

笑っちゃいますよね~。


銀座のど真ん中で正月にたこあげしてて、さすがに怒られたとか、
酔っ払って店のぬいぐるみコーナーで朝まで寝てたとか。
信じられない話のオンパレード。

日本が元気だった時代は、ムチャクチャですけど楽しそう!

今は何でもかんでも神経質になりすぎ。

ちょっとした事にも過剰反応で、

お客様は自分の事を神様か何かと勘違いしている。

文句があるなら、自分でメーカー回って商品探してこい!!
と、怒鳴りたい気持ちを抑える事も。。。


もう少し、ゆとりが出てくるといいですね。
みんな日本人なんだから。

酒飲んで働いていたようなヤツが言うな!
ごもっとも。。。

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