世界一の雑貨屋をめざして。

今までの道のりを振り返ったり、色々とあった出来事を綴りながら、雑貨との出会い、店作りへのこだわりなどを、自分なりに思考整理しつつ、 「最高の雑貨屋さんとはどんなものか」を探しながら記事にしています。

58, 模造紙で工作

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数字や売上構築の手立てを打ち合わせしてから、
商品に手を入れさせてもらうようになってきた頃。
ディスプレイや売場のレイアウト、商品の配置などに手を加えるだけでなく、
何かもう一工夫ないか?と考えました。


以前に倒産した会社の本社で働いていた時。

アルバイトをしていた千葉のお店の店長が、
当時入社したての社員で、仲が良かったヤツになりました。
古巣に恩返しがしたい!
(というよりも、自由にやらせてくれそうだったので(笑))
という事で、
クリスマスの雰囲気作りのため、
暖炉を作ろう!と提案しました。

暖炉ですよ。暖炉。
店の中に、生産性のない巨大なもの。
バカじゃないのか?(笑)

前にも書きましたが、当時の中では巨大な80坪の店。
(はみ出して使っている部分を合わせると90坪以上)

場所もあるし、元バイトの言うことだし、
「じゃあ、やってみて!」という事になりました。
ありがたや。ありがたや。


さて、どうやって暖炉を作ったのか?

さすがに本物のレンガを積むほどバカじゃなかったので、
段ボールにカラーコピーでレンガの模様を貼り付け、
それを組み合わせて暖炉を組み立ててみました。

レンガ柄の段ボールがたくさんあるイメージです。
これが、意外とよく出来た。
 
いつものツリーだけのクリスマスではなく、
ちょっと違った雰囲気でクリスマスを作る事ができました。
実際に、経費対効果があったかどうかは別として(笑)


料理も、器を変えるとおいしそうに見える。
商品は雰囲気を作って、価値を高める。
今でもこの考え方は店作りの根っこにあります。

 
その頃の経験を踏まえて、
今度は埼玉のお店で、なにやら良からぬ事を提案しました、

「店長!木を作りましょう!!」


・・・気が触れたのか??

そう思われたのかも仕方ないような提案(笑)

プーさんや、トトロのコーナーの雰囲気を盛り上げたくて提案しました。


使用するものは「模造紙」のみ。
茶色と焦げ茶の模造紙をうまく組み合わせて、
それを円錐状に丸めて木の幹にします。

次に、緑と黄緑の模造紙を、
葉っぱの形でたくさん切り抜き、ネットのようなものを作ります。
それをひねりながら天井から下げると、
見事!木の葉っぱになりました。

くりぬいた木の葉は、
あちこちにちりばめて、商品の装飾に使います。

黄色い模造紙に、
黒のペンでプーさん横顔と、”Pooh”の文字、
なんとなくカッコイイので、コピーライトの文
( "Winnie the Pooh" works by A.A. Milne and E.H. Shepard.というの)
を入れて完成。

 

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昔の写真で残っていたのはこれだけ。
木と葉っぱは残念ながらなくなってます。
プーさんのメイン看板も、ぬいぐるみで隠れてしまってます。残念!

 

次はスヌーピ-。
黒い模造紙をスヌーピーの足の形に切り抜いて、
天井に足跡として張り付けました。

水色の模造紙に黒のペンで看板を書いて完成。

 

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写真だと、ちょっとかっこわるいですね。。。
スヌーピーの上にちょこっっとだけ足跡が見えています。

 
こんな風に、陳列以外で経費をかけずに、
いろいろと工夫しながら、少しでもお役に立てればと思っていました。
(この後も、あちこちの店模造紙は大活躍する事に。)

 

今見るとシロウトっぽさ丸出しだな・・・

役に立ってたのかな???

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