世界一の雑貨屋をめざして。

今までの道のりを振り返ったり、色々とあった出来事を綴りながら、雑貨との出会い、店作りへのこだわりなどを、自分なりに思考整理しつつ、 「最高の雑貨屋さんとはどんなものか」を探しながら記事にしています。

34, 全国に新聞折込チラシを打つ! その1

f:id:zaccania:20160321204128p:plainWikipedia より 「輪転機」の画像

 

某有名コンサルタントが入ってから、売上回復策の1つとして、
全国規模の折り込みチラシをやろう!と決まりました。

当時、雑貨専門店が折込チラシを行うのは前例がありません
(そう思ってました。)
大手GMSの子会社で雑貨を扱っているお店が、
雑貨の折込チラシを打っていて、
そのお店くらい・・・だったと思います。

どういういきさつで、この企画が出てきたのかはわかりませんが、
そういう企画は僕に降ってくるみたいです。
もう、なんでも屋です。

なんでも屋だから、何でもやりますけど、
折込チラシですよ。新聞折り込み。
しかも全国規模。

コピーして配るビラとはワケが違う。
ケタが違う。
そんなお金をたくさんかけるだろう企画を
僕なんかにやらせたら、会社が傾きますよ!

そもそもそんな紙面なぞ、作った事なんかない。
こんな紙面なんて学校新聞くらい。
どうやるの????

ハテナがいっぱいですが、
心のどこかでは「楽しそう♪」と思ってました(笑)


でも、さすがに未経験の人間にはキツイ話。
という事で、商品部の企画をやっていた課長に
助け船をお願いしにいけ!という指示をいただいたので、
課長の所へお願いに上がりました。

この方は、会社のデザイン関連全般を請け負っていたすごい方で、
会社のロゴや入社案内のパンフレット、
子会社の商品企画、
パッケージ制作などを手がけていて、
デザイン、印刷に関する事ならプロの方です。

じゃあ、その人がやればいいんじゃない?と思うかも知れませんが、
課長は子会社の企画に移っていたので、
親会社とは別部隊だったのです。

それでも、わざわざ教えに来てくれたのですから
ありがたいです。
(同じフロアの会社なので、課長~!っと、
割と簡単にお願いに行けたからですけど(笑))

 
まずは、写真の並べ方。
写真はシルエットの枠線のみで表現して、
そこに斜線を書き、「写真」と記入します。
あらかじめ縮小コピーしたものを貼り付けておいてもOK。

文字は上下の平行線を書いて、それを斜線でつなぐ。
レイアウトはそれで決めて、
文字の大きさは、後で指定します。

おお!!テレビで見た雑誌の編集みたい!!
なんだか、夢にまで見たデザインの仕事をしているみたいで、
ちょっとわくわく。
 

教えてもらいながら、少しづつ進めて行きますが、どうにも感覚がつかめない。
だって、線と斜線ばっかりで、白黒なんだもの。
それにコピーも大変。欲しい縮尺になかなかならない。

うーん。。。


この企画、実は全国規模という事もあって、
なんと1500万以上の経費がかかります。
見積もりを依頼した時に、あまりの金額に正直ビビりました。
お気楽に考えていたのですが、
こんな金額、俺なんかに任せて大丈夫なのか???
普段は楽天家の僕ですが、さすがに不安とプレッシャーに負けそうです。

だから余計に、コピーでちまちまやって、
なんだか感じもつかめないのが、とてももどかしい。

おお!そうだ!最新の機械があるじゃないか!

やっと、この技術が生きてくる日が来ました。
必死にやっておいて良かった-!

それからは、DTPの日々。

商品部から渡される特価品の写真をスキャンして紙面に盛り込み、
文字データは直接文字を入力して、レイアウトを整えて行きます。

当時のパソコンの限界まで挑戦。

日代わりの目玉商品などを紙面の背表紙にして、
表紙は目立つ商品を配置して。
見出しを決めて、
コピーを入れて。

校正原稿ができて来た時は感動ものでした。
おお!!!!雑誌みたいになってる!!チラシっぽい!!!
(チラシを作ってるんだってのに(笑))

紙面はこのようにして出来上がるのでした。
< 続く >

 

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