世界一の雑貨屋をめざして。

今までの道のりを振り返ったり、色々とあった出来事を綴りながら、雑貨との出会い、店作りへのこだわりなどを、自分なりに思考整理しつつ、 「最高の雑貨屋さんとはどんなものか」を探しながら記事にしています。

16, 常務からの電話

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大通公園にそびえたつ、名古屋のシンボル(?) テレビ塔。(名古屋市のHPより)
大通公園は、全幅100mという恐ろしく広い道路。信号が1回で渡れない(笑)

 

名古屋で働き始めて3ヶ月。どうにか店にも街にも慣れてきました。

この街は、すべてが集中していて便利。
千葉に住んでいた時は、都内まで通勤1時間が普通。
買い物に行くのも、遊びに行くのも片道1時間は見ています。
色々なものが、色々な場所にあるので、移動が大変。

それに比べて名古屋は、名駅と栄に集まっている(と思ってた)ので、
何か用事があれば、地下鉄に乗って10~20分で到着。
名駅~栄は歩いても40分もかからないので、散歩にもちょうどいい。

日本一の道幅の大通り公園や、迷路のような地下街。
千葉と比べると、びっくりするほどの大都会です。
おまけに物価が安い!
昼飯は500円で十分満足できておつりがくる。貧乏な生活をしてた僕にはありがたい街でした。

余談ですが、
僕の住んでいたのは、名古屋市中村区。
会社が用意してくれたアパートでした。
出勤初日か2日目だったかな?
バイトさんから、住んでいる所を聞かれ、中村区の日赤病院のとこというと、

「中村区って、犯罪が一番多いんだよね」と。

それって、必要な情報か?(笑)
幸いにして、僕が住んでいる間、犯罪に巻き込まれる事はありませんでした。
普通に、安全で住みやすいところです。


そんな名古屋での生活をエンジョイしているある日に、
あの電話はかかってきました。

「藤田、常務から」と渡された電話。

常務?何だろう?悪い事はしてないと思うし…。
恐る恐る電話に出ると(当時、常務は恐ろしい存在だったのです)

 「藤田、大垣に行ってくれるか」

大垣?どこ??
初めて聞く地名。

大垣に同期の子がいたのですが、どうやら辞めるらしいのと、店長が新しく赴任してくるという話で、同じく同期でいっしょに働いていた子ではなく、動かし安い駒の僕に白羽の矢が立ったようです。

大垣は岐阜県の左側。伊吹山が見える、内陸の町です。
名古屋から新快速で1本45分という意外に近い場所。

そんな近くに店があったことすら知らなかった。
ダメな社員だ(笑)

せっかくの名古屋にも未練はありましたが、社命です。断る理由もありません。
というより、何も考えてなかったのかも。
軽く返事をしてしまいました。

うーん。大垣。どんなとこだろう?
新快速ですぐだし、ま、いっか。

本当に気楽で、何も考えていない社員でした。
よく雇ってくれたもんだと思います。

そんな天然楽天家の小僧が、
新天地の大垣店で超問題児に変身することになるとは、
その時は想像もしていませんでした。


あのまま名古屋だったら、人生も穏やかだったのかも
波乱万丈、ウエルカム!(笑)

 

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