世界一の雑貨屋をめざして。

今までの道のりを振り返ったり、色々とあった出来事を綴りながら、雑貨との出会い、店作りへのこだわりなどを、自分なりに思考整理しつつ、 「最高の雑貨屋さんとはどんなものか」を探しながら記事にしています。

12, 初めての一人暮らし

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写真は最近のアパート。こんなにキレイじゃありませんでした。。。

 

出勤初日から迷子の僕も、どうにか無事に店にたどり着きました。
よかったよかった。

その後に、店長からお店の案内をしていただいて、とりあえず勤務は2日後からという事で、あらかじめ手配していただいていたアパートに向かいました。

がらんとした2DKのアパートは、名古屋名物「喫茶店」の3F。
今では家電付きのアパートもありますが、当時はなにも無いのが当たりまえ。
照明器具があるだけでも御の字でした。

 一人暮らしというと、親から家電をもらったりするのかな?普通は。
僕の場合は、すべて自前で用意しなければならない家でしたので、
初めてお一人暮らしで持ち込んだものは、
布団と、警備員のバイトで買ったコンポ。
以上。

冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの白物家電は一切ありません。
冷暖房もありません。
なんとテレビもない。
衣類、文具以外で、自前で準備できるものはこの2つだけでした。

まずはライフライン
水は出ました。電気もブレーカーを上げて準備完了。

次はガス。
ガス会社に連絡すると、コンロはあるのか?と。
ありませんと伝えると、コンロを持ってきてくれるという話。
ありがたい。

何もない部屋でごろんと転がり、ガス屋さんを待っていると、初めて家を出てきた実感がわいてきたのを覚えています。

ガスコンロが無事について、ガスも開通。
これでカップ麺くらい食える!と思ったら、
やかんが無い。
フライパンも無い。

さっそく近所のスーパーと、金物屋へ買い出しに行き、鉄製のフライパン(なぜか鉄製にこだわった。料理も知らないのに。)と、やかんを買って準備完了。
弁当とラーメンとネギを買ってきて、その日のごはんにしました。

ロクに料理をしたことがないので、ラーメンの具にと、とりあえず買ったネギ。
冷蔵庫もないので、水で濡らした新聞紙に買ったネギを巻いて、シンクの下に入れていたのを覚えてます。

そんな知識、どこで覚えたんだろう。不思議。

 近所に散歩に出て、銭湯の横にコインランドリーを発見。
翌日くらいだったかな?人生初のコインランドリーです。洗剤を買って、コインを入れて洗濯機を回す。洗濯が終わるまではガードレールに腰掛けて、ぼーっと夜空を眺めてました。
個性的な家庭だったので、親離れも早かったからかホームシックもない。
ただ、ぼんやりと、あー、一人暮らしなんだなと実感してました。

当時、お付き合いしていた彼女は千葉に置き去りです。
遠距離恋愛の始まり。
携帯もないので、メールもできない。
とりあえず、テレフォンカードを片手に、公衆電話で話していました。

 後に電話も引きましたが、当時は、電話の権利を買うのに8万円くらいかかります。電話代も恐ろしく高い。長距離電話の割引サービスがあっても今とは比較になりません。
電話は、2日に1回。料金が安くなる23時に、お互いが交互にかけあう。
それだけでも、3万近くかかってました。(彼女の方は、1月で10万近くなった月があって、かなり怒られたようです。申し訳ない。。)
月に1回会うのも、新幹線。片道分の切符代をお互いに出しあってました。
それだけで、毎月4万以上。給料の1/3弱を占めます。

そんな貧乏暮らしだったので、500円玉1枚を握りしめてお店に行ってました。
月末になると、3日500円で生活するなんてよくあった事です。
そんな貧乏生活でしたが、結構楽しんでました。

 仕事もそうですけど、すべてを楽しんで生きていました。
今も、もちろん変わらず、楽しんで生きています。 

どん底までは落ちなかったけど、個性的な家のおかげで、
よっぽどでなければ前向きになれるようになったようです。

どんな事でも、なんとかなるさ♪

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