世界一の雑貨屋をめざして。

今までの道のりを振り返ったり、色々とあった出来事を綴りながら、雑貨との出会い、店作りへのこだわりなどを、自分なりに思考整理しつつ、 「最高の雑貨屋さんとはどんなものか」を探しながら記事にしています。

1, バイトだらけだった学生の頃

世の中がバブル絶頂期だった1990年
学生だった僕はお金と縁がない生活を送ってました。
学食では、わさびふりかけを片手に、「おばちゃーん!ご飯ちょうだい!」と、米だけを頼んでいた頃。
おまけでもらったみそ汁がおいしかった。
おばちゃん、ありがとう!
 

中学はそこそこの成績だったけど、ちょっと背伸びして進学した高校。

案の定、授業内容について行く事ができずに成績は急降下。

数学、英語は赤点ばっかり。
得意の理科も生物が辛うじて見られるくらいで、物理は数学と同じくらい。
成績は落ちこぼれてました。
 

3年になってみると、進学校だったので周りはみんな進学の事ばかり。
先生に相談をすると、新設校のデザイン科を勧められました。
入学金も、学費も超破格の学校。

我が家にはもってこい!

他には選択肢も無かったので、勧められるままにその学校を受ける事にします。

 

入学試験を受けてみてびっくり。

テストは中学レベルで、
本当にこんなもんでいいの?何か裏があるんじゃないの?
と、何度も答案用紙を見返してしまうくらいに簡単なものです。

バカだった自分にももってこい!でした。

 

新設校なので、校舎も机も何もかも新品。

残念なのは、実習棟がまだ建設中だったり、体育館が無かったりと、本館1棟だけで周りは更地ばかり。(今は校舎も体育館もきちんとそろっていて環境も整っています)

その新品を一番汚くしてしまったのが、我らがデザイン課でした(笑)

だって、絵の具や粘土、石膏、アクリル樹脂などをたくさん使ってましたからね。

そりゃ散らかる、汚れる。

教室だけでは飽き足らず、構内の通路や階段も創作の場(笑)にして、好き放題やってしまいました。

ちゃんと掃除もしましたよ。

でも、新品は汚れやすくて(笑)

卒業する頃には、かなり年期が入っていました(笑)

 

短大だったので、2年間でしたが、

デザインを学んできた人達や、先生方からたくさんの事を学ぶ事ができました。

忘れられない大切な時間です。

 

家業が自営業だったので働く事に全然抵抗はなく、家にも頼りにくいから、自分で欲しいものは自分で稼いで買うのが当たり前。

雑貨屋で働く前にも、中学3年の頃からたくさんの仕事をしてきました。

塾の手伝い、クリーニング屋の工場、お手伝いでセブンイレブンと海の家、警備員、花屋と職種を問わず色々と働いていました。

 

一番長かったのは花屋と警備員。

 

花屋は、母親の知人で、近所のお店。

夕方から閉店までの時間を1人で回すアルバイトです。

花屋なんか興味もなかったし、行った事もありません。

とりあえず店を任された初日。

お客様が来て、値段が書いてないバラをくださいと言われました。

納品書には1本50円と書かれていたので、だいたい倍くらいかな?

と、思って「1本100円です」と言って売ってしまいました。

後日、親切なお客様がわざわざお店に来て、昨日1本100円で売ってましたよ。と教えてくださったみたいで、オーナーにびっくりされた事があります。

 

だって、何も知らないんだから仕方ないですよね。

花の値段は、仕入額の数倍でつけると、その時初めて知りました。

今思うと、びっくりな価格設定。

 

もちろん、それには理由があります。

切り花は生花なので、販売できる期間は長くて1週間くらい。

その間に売れなければ、ドライフラワーにする事もできますが、そんなに大量のドライフラワーも売れませんので、ほぼ捨てるしかないのです。

管理用のフリーザー(巨大冷蔵庫)も電気代が高いですしね。

鉢植えなど、長持ちするものもありますが、売れるのは切り花です。

だから、1本あたりの売価が高くなるのは仕方ない。

 

後は技術料ですね。

3000円分の花束と言われたら、だいたい3000円以上の花を使います。

その組み合わせ方、花束のラッピングなど、技術料はその中に含まれています。

バラ50本とか言われたら、そのままの金額を言うしかないので。

花束は金額で頼んだ方がお得(笑)

30年近く前の、その当時の話ですので、今はどうかわかりません。

 

その花屋は学校帰りの平日のお手伝いと、言われた日のみ。

土日は空いていたので、警備員のアルバイトをしていました。

花屋は高校卒業まででしたが、警備員は学生になってもそのまま続けています。

 

学生になって、平日も手が空いてきた頃、

他にバイトでもしようかな。と、思ってアルバイト情報誌を開き、

そこで運命の出会いが待っているのです。

 

続きは次回。

 

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